新しい資本主義実現会議(第18回)で三位一体の労働市場改革の指針(案)

三位一体の労働市場改革の指針」の方向性として、以下の改革を三位一体で進めることとする。と記載されています。

① リ・スキリングによる能力向上支援

  (1)個人への直接支援の拡充

  (2)日本企業の人への投資の強化の必要性

  (3)「人への投資」施策パッケージのフォローアップと施策見直し

  (4)雇用調整助成金の見直し

  (5)デジタル分野などの認定講座の拡充

  (6)給与所得控除におけるリ・スキリング費用の控除の仕組みの柔軟化

② 個々の企業の実態に応じた職務給の導入

  (1)職務給の個々の企業の実態に合った導入

  (2)給与制度・雇用制度の透明性の確保

  (3)いくつかの導入事例

③ 成長分野への労働移動の円滑化

  (1)失業給付制度の見直し

  (2)退職所得課税制度等の見直し

  (3)自己都合退職に対する障壁の除去

  (4)求人・求職・キャリアアップに関する官民情報の共有化

  (5)副業・兼業の奨励

  (6)厚生労働省関係の情報インフラ整備

また、多様性の尊重と格差の是正として

  (1)最低賃金

  (2)中小・小規模企業等の賃上げに向けた環境整備等

  (3)同一労働・同一賃金制の施行の徹底

  (4)女性活躍推進法の開示義務化のフォローアップ

  (5)キャリア教育の充実

  (6)外国人労働者との共生の推進

などの指針が示されています。

人的資本に関する部分として、リ・スキリング、女性活躍推進法、多様性等が盛り込まれています。